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---|---|---|---|---|
59880443fb36441083c6c20e | オイラー法 | 5 | 302258 | euler-method |
--description--
オイラー法は、所定の初期値を持つ1階の常微分方程式 (ODE) の解における近似値を求めます。 記事 で論説されているように、初期値の問題(IVP)を解くための明示的な方法です。
ODEは以下の形式で書きます。
- $\frac{dy(t)}{dt} = f(t,y(t))$
下記が初期値です。
- $y(t_0) = y_0$
数値解を得るために、LHS上の導関数を有限差分近似に置き換えます。
- $\frac{dy(t)}{dt} \approx \frac{y(t+h)-y(t)}{h}$
次に y(t+h)
の値を求めます。
- $y(t+h) \approx y(t) + h \, \frac{dy(t)}{dt}$
これは以下と同じです。
- $y(t+h) \approx y(t) + h \, f(t,y(t))$
反復解法ルールは次のとおりです。
- $y_{n+1} = y_n + h \, f(t_n, y_n)$
h
はステップサイズで、解の精度に関連する最も重要なパラメータです。 ステップサイズが小さいほど精度は向上しますが、計算コストも高くなるため、目の前の問題に応じて常に手作業で処理する必要があります。
例: ニュートンの冷却の法則
ニュートンの冷却の法則は、温度$T_R$下において、初期温度T(t_0) = T_0
のオブジェクトが冷却される様子を表した法則です。
- $\frac{dT(t)}{dt} = -k \, \Delta T$
または
- $\frac{dT(t)}{dt} = -k \, (T(t) - T_R)$
オブジェクトの冷却率 \\frac{dT(t)}{dt}
は、周囲環境に対する現在の温度差 \\Delta T = (T) - T_R)
に比例するとされています。
数値近似との比較として、解析解は以下のとおりです。
- $T(t) = T_R + (T_0 - T_R) \; e^{-k t}$
--instructions--
オイラー方のルーチンを実装して、以下の3つの異なるステップサイズのニュートンの冷却の法則の例題を解きます。
2 s
5 s
10 s
次に、解析解と比較します。
初期値:
- 初期温度 $T_0$ は
100 °C
です - 室温 $T_R$ は
20 °C
です - 冷却定数 $k$ は
0.07
です - 計算する時間間隔は、
0 s
から100 s
です
関数の最初のパラメータは初期時間、2番目のパラメータは初期温度、3番目のパラメータは経過時間、4番目のパラメータはステップサイズです。
--hints--
eulersMethod
という関数です。
assert(typeof eulersMethod === 'function');
eulersMethod(0, 100, 100, 2)
は数字を返します。
assert(typeof eulersMethod(0, 100, 100, 2) === 'number');
eulersMethod(0, 100, 100, 2)
は 20.0424631833732 を返します。
assert.equal(eulersMethod(0, 100, 100, 2), 20.0424631833732);
eulersMethod(0, 100, 100, 5)
は 20.01449963666907 を返します。
assert.equal(eulersMethod(0, 100, 100, 5), 20.01449963666907);
eulersMethod(0, 100, 100, 10)
は 20.000472392 を返します。
assert.equal(eulersMethod(0, 100, 100, 10), 20.000472392);
--seed--
--seed-contents--
function eulersMethod(x1, y1, x2, h) {
}
--solutions--
function eulersMethod(x1, y1, x2, h) {
let x = x1;
let y = y1;
while ((x < x2 && x1 < x2) || (x > x2 && x1 > x2)) {
y += h * (-0.07 * (y - 20));
x += h;
}
return y;
}